こんにちは。
9月になるとタマネギの種まき時期になるのでそろそろ種の準備を始める人もいると思います。
ただ、昨年の種が余っている人もいるのではないでしょうか。
家庭菜園で毎年種を買いなおしていたらお金がかかって大変です。できる限り残り種を使いたいですね。私もよく種を余らせますが、種まきの時期が短いものは古い種を使って発芽しなかったらタイミングを逃してしまいそうで不安でした。
特にタマネギは9月中旬と決まっているので、まき直しがしにくい野菜です。そこで実際にタマネギの発芽率を実験したことがあるのでご紹介します。
種の寿命は?
下記のように玉ねぎの種は短命種子といわれているので一般的には1,2年といわれています。
・短命種子(1~2年)ネギ・タマネギ・ニラ・ゴボウ・ニンジン・シソ・ミツバ・インゲン・ラッカセイ
・中間寿命の種子(2~3年) トウモロコシ・ソバ・キャベツ・ハクサイ・漬菜類・カブ・ダイコン・レタス・ピーマン・エダマメ・エンドウ・ソラマメ・インゲン・ホウレンソウ
・長命種子(3~4年以上) ナス・トマト・キュウリ・カボチャ・マクワウリ・スイカ
タマネギの発芽率の実験
実験したのは当年、1年前、2年前の種です。古い種は使い終わった後、常温保管していたものです。
それぞれの品種を60粒ずつまいて発芽率を調べます。
発芽率 結果
当年の種(黄タマネギ) 80%
1年前の種(赤タマネギ) 80%
1年前の種(黄タマネギ、品種ラッキー) 80%
2年前の種(黄タマネギ、品種ラッキー) 40%
発芽率の結果は1年前の種までは発芽率は差異はありませんでしたが、2年前の種は発芽率が急に悪くなりました。
タマネギの寿命は概ね一般的に言われている寿命(1~2年)と大差ない結果となりました。2年を経過すると発芽はするが発芽率は低下するようです。
ただ冷蔵庫でちゃんと保管すればもっと寿命を延ばせる可能性はあると思います。
ということで私はタマネギの種が残った場合は次の年までは使うようにしています。(翌年までには使い切る)
昨年のタマネギの種が残っていたら、参考にしてみてください。
それから今年栽培する品種は昨年と同じ品種を考えています。ラッキーはベト病も出なくて栽培しやすかったので今年も種を買いました。
・ラッキー(サカタ、晩成)・・・今年購入。べと病に強い。
・フォーカス(タキイ、早生)・・・昨年買った残り種。
ホームセンターに狙った種がない場合は早めに手配しましょう。
それではまた。