こんにちは。
今日は最近読んだ本で感銘を受けた本について紹介してみたいと思います。
畔柳茂樹さんの「最強の農起業! ブルーベリー観光農園で失敗しない農業経営」です。
デンソーを脱サラしてブルーベリー農園経営に取り組んでいる著者が、退社から、農園が軌道にのった現在までの10年間を記しています。数ある作物のなかで、なぜブルーベリーを選んだのか。どのような戦略でブルーベリーの観光農園を成功させたのかが分かりやすく説明されています。
この本を読もうと思った理由
- 年間60日の営業で儲かるブルーベリー観光農園というものはどういうものか知りたい
- 我が家のブルーベリー栽培で参考にできるところがないか知りたい
まず読んだ感想ですが、タイトルに偽りなくこの10年での著者の成功体験が余すことなく説明されている良著だと思いました。「私にもできるのでは?」と錯覚を覚えるくらいよく書かれています。(次の一歩はなかなか踏み出せない自分がいますが・・・)
私の農業のイメージは
- 休みがない
- 重労働
でしたが、ブルーベリーはやり方しだいでは従来の農業のイメージを払拭するだけのポテンシャルがあると思います。
詳細は読んでいただくとして、著者が述べている成功のポイントは以下のとおりです。
成功のポイント
- 短期間で高収益の3本柱
・「無人栽培」、「観光農園システム」、「IT集客」 - 農園の理念、ビジョンをしっかり持つ
「最高品質のブルーベリーを提供する」「ブルーベリー狩りという新しい価値を創造する」「おもてなし農業を実践する」 - 3つの経営戦略「戦わなポジショニング」「1点集中主義」「生産性向上」
- 団体客を受け入れない個人客専用の観光農園
- 価格設定はお客様の客層を決める重要な要因
- ブルーベリー観光農園一本に絞る
- 徹底した「無人栽培」「IT集客」の追及
著者はデンソーでの経験を生かし、ビジョン、戦略をたて、しっかり準備し、成功の青写真を描いてから起業しています。
これから新規就農を考えている方だけでなく、日ごろの仕事で疲れたサラリーマンにもぜひオススメしたい一冊だと思います。
↓我が家庭菜園のブルーベリーエリア(比べ物になりませんが・・・)
それではまた。