こんにちは。
今日は自宅で作っている微生物資材の紹介をします。
自宅で手軽に作れる微生物資材として「えひめAI-2」が有名ですよね。
自家製液体肥料(液肥)として我が家でもいろいろ活用しています。
納豆(納豆菌)とヨーグルト(乳酸菌)とイースト(酵母菌)を混ぜてつくるのが「えひめAI-2」です。「マイエンザ(MAIENZA)」として紹介されている場合もあります。
効果として土壌改良、野菜の病気防止、水の浄化作用などに効果があるとの報告もあります。
なにしろ家にあるものでつくれるので安いです。
微生物資材は買うと非常に高いので家庭菜園レベルでは割りが合いません。ぜひ自宅で作ってみましょう。
早速作り方を紹介しますね。
<作り方>
<材料>
1リットルあたり
- 黒砂糖・・・30g (三温糖) 白砂糖しかない場合は天然塩やにがりを加えてミネラル分を加えています。糖蜜でもよい。
- ヨーグルト・・・10g ブルガリアヨーグルトが一般的。(我が家では最近ヨーグルトメーカーでR1ヨーグルトを増やしているのでそちらのほうが安いので使っています)
- イースト菌(ドライイースト)・・・2g パンを焼いている家ならあると思います。
- 納豆・・・2粒(おかめ納豆の納豆菌が灰色カビ菌に強いという報告あり。私は納豆菌の効果を期待しているのでもう少し増やしています。
デジタルのはかりと温度計があると便利です。
これらを水(ぬるま湯の方が混ざりやすい)と混ぜミキサーでかき混ぜます。
ここで自家製パンをよく作る妻からアドバイスがあります。
イーストは単体で活性化させてから、他の材料と混ぜた方が発酵効果が高いそうです。
ということで、イーストを35度の水で溶かして、20-30分おいて活性力を高めてから、
他の材料とまぜています。
その後水を足して、ペットボトルに入れます。
30度以上で保温が理想です。夏の今の時期はほっといても醗酵するので楽です。
春先など夜間の温度が低いときは湯舟につけて保温しています。
数日後から使用可能です。
<注意>
発酵中は蓋を緩めておいてください。完全に閉めてしまうと発酵したときに容器が破裂します。
私も一度やってしまいました。見事にペットボトルが破裂しました。
コーラなどの炭酸飲料のペットボトルが丈夫でいいと思います。
<使い方>
100~300倍にうすめて葉面散布、もしくは潅水代わりに与えます。
ただし、微生物農薬自体、週二回くらい散布しないと効果を感じられないかもしれません。
葉面散布に消毒にと週二回くらい使用すると、効果が実感できるようです。
基本は効くまでじゃんじゃん使う!だと思います。
効果を感じられない場合は使用量が少ないことが多いと思います。
使用期限は特にないと思います。においがへん(腐敗臭)になるまで使えると思います。我が家で1年放置していたものもありますがいいにおいを保っています。
<二次培養>
作ったひえめAI2をそのまま使ってはもったいないです。家庭菜園ならより経済的に二次培養をして菌を増殖させてみましょう。
<材料>(4リットル分)
- えひめAI-2 ・・・ 400ml
- イースト ・・・ 16g
- 砂糖 (黒砂糖、糖蜜など) ・・・ 200g
- 水 ・・・ 3600ml
2次培養の場合は納豆、ヨーグルトは使わなくて可。(私は効果を期待して納豆は少し足しています。)
基本的には、材料をよく混ぜて(ミキサー可)35度で培養です。
発酵時に気体がでますので、ふたはゆるめるかガーゼ等でふさいでおきます。
下の写真が黒っぽいのは糖蜜を少し加えたためです。
<その他> 乳酸菌の効果的な増やし方
材料を入れる順番を考えることで乳酸菌の限界まで増やした後、酵母を増やすやり方を実践されている方がいましたので紹介します。
えひめAIは材料を一度に入れて増殖させるやり方だと乳酸菌は酵母の増殖に押されてあまり上手くありません。
まずブルガリアヨーグルト・イースト菌・納豆・粗塩(リットルの1%)を入れて30℃以上で1日置きます。24時間たったあと黒砂糖(リットルの3%)を入れます。
すると乳酸菌が限界まで増えたあとに酵母が一気に増えます。
その他にも気になったらいろいろ材料、やり方を工夫してみてください。
身近な材料なのでいろいろバリエーションを考えられると思います。
おすすめのイースト菌
材料のイースト菌はパンを作るときにつかうドライイーストが便利です。メーカーでは「サフ」や「日清製粉」が有名です。我が家ではパン作りもするので「サフ」のお徳用500gを購入して小分けして保存して使っています。
スーパーでも売っていると思いますが楽天やamazonでも買えますので下記にリンクをはっておきます。参考にしてください。
それでは楽しい菜園ライフを!
■おすすめのドライイースト
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