家庭菜園でメロンを沢山収穫して飽きるほど食べたいと思っていますが、メロンはいろいろと気を使わないとうまく収穫できません。
同じウリ科でほっといても収穫できるカボチャより格段に難易度が高いと感じます。
いろんな種類のメロンを栽培してみましたが、家庭菜園向きの品種として「プリンスメロン」や「ころたん」、「サンライズ」などが比較的栽培しやすいと思います。
おすすめ品種の特徴(私の印象なので参考程度)
プリンスメロン・・・ネット模様は無いが、小さい頃よく食べたメロンといえばコレ。苗も入手しやすく実つきもいい。うどん粉病は「サンライズ」より弱い。葉っぱをいかに長持ちさせるかが鍵。
ころたん・・・サカタのたねから販売されていてホームセンターでもよく売られている。ネット模様が入り非常に甘くておいしい。以前は接木苗だったが最近は自根苗が売られている。雨よけがないと途中で立ち枯れすることがよくあった。
サンライズ・・・こちらもネットが入り非常においしい品種。苗はホームセンターで買えることもあるが、最近は見かけないこともあるので種から栽培している。メロンの中ではうどん粉病に強い。
まずはこの辺の品種からチャレンジするのがいいと思う。
▼我が家で収穫したサンライズとプリンスメロン
おすすめの栽培方法は軒下の空中栽培
メロンを家庭菜園で栽培するために必要なことはなるべく雨に当てないことです。
我が家でも庭で雨ざらしでよく栽培しますが、6月くらいまでは元気で実をつけても、梅雨時期に入って雨が多い年は殆どベト病などの病気になって枯れてしまいます。
そのため栽培方法は軒下や雨よけ対策をしての空中栽培がおすすめです。ベランダでのプランター栽培も屋根があるのでおすすめです。
我が家でいろいろ栽培した結果、一番収穫できた軒下空中栽培方法を紹介します。
品種はころたんです。
空中栽培方法
①苗の植え付け(5/26)
この年は苗を購入したのが遅かったので植えつけたのが5月26日。通常はGWごろ植えつけています。
軒下にメロンエリアを作って植えつけます。我が家では西側にしか軒下に植え付けスペースがないので半日しか日が当たらないエリアです。
②敵芯(6/2)
③開花時期(7/20)
ツルが旺盛に伸びる。梅雨時期でも軒下なので直接雨が当たらないので元気。
農薬は使用していないが、うどん粉病は発生していない。
時々えひめAI2やEM菌を散布。
毎朝出勤前にせっせと人工授粉。
④着果(8/5)
受粉に成功した実が大きくなり始める。
まだうどん粉病も軽微。ただウリハムシの猛攻にあっている。
ウリハムシ対策は毎朝、少量の洗剤と水をいれたバケツに捕まえて落としていく。
ウリハムシは朝のうちは動きが鈍いので退治するには朝のうちがおすすめ。
網目模様が薄っすら現れる。メロンは熟すと落下するので落下防止にネットや紐をかけて上から吊るす。
⑤収穫(8/29)
待望の1個目収穫。
メロンは収穫時期がわかりやすい。熟すとへたの部分がメロン本体から外れてネット内に落下します。
重さは1255g。
甘くて子供たちにも好評。
その後の収穫
9/20に3個目、4個目収穫。
この後5個収穫して、最終的に2株で9個の収穫でした。
2株とも最後までうどん粉病がひどくなることも無く
西側の日当たりのあまりよくない場所で、土作りもしていない場所でしたがまずまずでしょうか。
水遣りも控えめにして乾燥気味に育てるのもコツだと思います。
メロン栽培は、まずは日当たりよりも雨にあまり当てないことを優先させたほうがいいと思います。
雨ざらしでの空中栽培は?
この年、南側の日当たりのいいところでも雨ざらしですが空中栽培してみました。
しかし、結果として梅雨明け位から8月上旬に急にしおれ出して枯れてしまったのです。
原因は、メロンは過湿がダメなので水管理が難しく、過湿とこの年の猛暑が原因ではないかと思っています。雨が少ない年はうまく出来るのかもしれません。
①7/13の様子。この頃は西側のメロンより日当たり抜群のこちらのほうが生育が旺盛です。
②7/27 順調に着果。
③8/11 急に異変
メロンが完熟する前に急にしおれ出し、復活することは無く枯れてしまいました。
熟す前のメロンがなっていますが残念。漬け物行きです。
完熟前に立ち枯れするのはメロンはよくあることのようです。
過湿が苦手なメロンは真夏の暑さと急な夕立などの水分変化に対応できないのかもしれません。
メロン全般に言えることかもしれませんが、日当たりも重要ですが、それ以上に雨よけが必要だと思います。
雨ざらしでの栽培は天候にかなり左右されそうです。
ちなみに比較的少雨だった年は、雨ざらしでも収穫できたこともありますので天候しだいといえるでしょう。
最後に
自分でもまだまだメロン栽培は勉強中ですが、メロンはゴーヤのように緑のカーテンとして空中栽培するのが比較的易しいと思います。
メロン栽培にチャレンジしてみようと思っている方は参考にしてみてくださいね。